江戸時代から税とゆかりのある町?日本橋小伝馬町/大伝馬町

江戸時代_伝馬
東京メトロ日比谷線で人形町駅の次は小伝馬町駅になります。ということで今回の日本橋○○町シリーズは、日本橋小伝馬町と日本橋大伝馬町について書いてみたいと思います。

中央区のHPによりますとそれぞれの町名は、日本橋小伝馬町は名主宮辺又四郎が伝馬役をつかさどったことに、日本橋大伝馬町は馬込勘解由(まごめかげゆ)が家康に道中伝馬役を命ぜられて、ここに屋敷が置かれたことに由来するのだそうです。
宮辺と馬込ですから親子という訳ではなさそうです。“小”と“大”の違いはどこから来たのでしょうか?

Wikipediaによれば、『伝馬町(てんまちょう)とは、江戸時代の城下町に置かれた町。伝馬役と呼ばれる領主(幕府・藩)のための伝馬およびそれに関連した夫役を負担していた。』とのことです。

要するに、公用の馬の準備やその乗り継ぎのお手伝いをする場所だったということになるのでしょうか。夫役ということですので、お金や物で納めるのとは異なりますが、一種の税としての労働ということになります。

江戸時代から日本橋小伝馬町と日本橋大伝馬町は税とゆかりのある町だったようです。
弊事務所があるのは日本橋富沢町・・・引っ越した方が良いですか?

【参照】
中央区HP
Wikipedia(伝馬町)

この記事は、令和3年11月30日現在の法令等によっています。この記事は、具体的事項に対するアドバイスをするものではありませんので、具体的な事項については、ご自身で専門家にご相談ください。
【著者プロフィール】金子崇行(かねこたかゆき)|金子会計事務所 所長税理士
1976年神奈川県横浜市生まれ。前職が大手金融機関で、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、AFPの資格を持つ。会計事務所で10年間の実務経験を経て2019年2月に金子会計事務所を開業。日本橋富沢町にオフィスを構える。
「お客様のためになることをやりたい。」をモットーに日々業務に尽力する。
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